関東在住の実家九州なんで、毎年夏休みになると娘と私二人で帰省します。
昨年9月に母が他界したので、いつもは二週間滞在するけれど、父だけだと正直居心地がよくないので一週間にしました。
その間に初盆と一周忌を行います。
母は肺炎で救急搬送から一週間で旅立ってしまいました。
80歳になったばっかりでした。
肺以外は元気でボケてもなく、酸素吸入のマスクつけてもしっかり話すことができていました。
それが余計に悲しかった。
こんなにしっかり話せるのになんで死ぬの?って。
危篤ですっていわれても全然実感なかったです。
危篤状態が続いたので、娘の学校のために一旦自宅に帰ることになりました。
病室のICUの扉が閉まる瞬間、ああこれで生きている母に会うのは最後だ、と思いしっかりとその瞬間を目に焼き付けました。
母が見える。
マスクをしている。
意識は薄い。
扉が閉まりはじめる。
閉まった。
待合室で泣きました。
その三日後の午前7時30分に旅立ったと兄から連絡が入りました。
娘として看取ることができなかったのは、県外に嫁いだ時から覚悟はしていましたが、つらかったです。
最期はモルヒネと睡眠薬を点滴でいれて苦しまないで逝ったそうです。
2年前、実家から自宅に帰る日の空港で母に一度聞いたことがあります。
「死ぬのって怖い?」と。
すると
「んー怖くはないね。順番だからね」と答えました。
「それにお母さん(祖母)に会えるし」と笑っていました。
お母さん、私もお母さんに会いたいよ。
そんな初盆と一周忌に娘を連れて帰省します。